【ニューデリー】インド政府は、輸出振興資本財(EPCG:export promotion capital goods)スキームを利用し低価格で手に入れた高級車やスポーツ・ユーティリティー車(SUV)を横流しするケースが増えていることから、ホテル/旅行代理店/観光旅行業者がEPCGスキーム下にこの種の車両を輸入する際の規制を強化した。
エコノミック・タイムズが5月28日伝えたところによると、外国貿易総局(DGFT:Directorate General of Foreign Trade)は27日、「通関当局は、その種の車両が『観光目的のみに使用される車両』として登録されていることを確認せねばならない」と通達した。
伝えられるところによれば、EPCGスキーム下に輸入された高級車が多くの政治家、実業家、芸能人に横流しされている。通常この種の車両を輸入する際には100%の輸入税が課されるが、EPCG下に輸入する際は最大5%で済む。
DGFTの通達によれば、3年以上にわたり年間1.5クロー(US$35万)以上の外貨を稼いだ旅行業者のみが、EPCG下にこの種の車両を輸入することが認められると言う。