2008-06-02 ArtNo.41061
◆Stemcor、オリッサ州カリンガナガルにペレット工場
【コルカタ】英国商社Stemcorは完全出資子会社Brahmani River Pellet Limited (BRPL)を通じ、2010年初の稼働を目処にオリッサ州Kalinganagarに年産400万トンのペレット製造施設を建設する。
ビジネス・スタンダードが5月28日報じたところによると、プロジェクトの一環として選鉱施設が設けられ、粉鉱懸濁液輸送用のパイプラインで選鉱施設とペレット工場が接続される。
Stemcorはインドでペレット・プロジェクトを手がける以外にUttam Galva Steelsの冷間圧延プロジェクトに融資、またElectrosteel Castings/Mid-East Steel Co(Mesco)/ Satvahana Ispatに出資している。
Stemcor Holdings Limited取締役も務めるStemcor (SEA) Pte LtdのGerard P E Craggs重役(MD)によると、グループの中核業務は貿易だが、最近の鉄鋼製品に対する輸出税は青天の霹靂だった。現状についてコメントしたり、評価するのは時期尚早だが、国際契約に基づいた取引の下で、顧客に税額を転嫁することはできない。
StemcorのWilliam Attenborough重役(中東/南アジア担当MD)によると、インドは極めて重要な市場で、同社幹部はこのほど西ベンガル州Kolkataに集合し、インド戦略やインド・ビジネスと中国ビジネスの相互補完の可能性に関してブレインストームを実行した。
Stemcorグループは世界的に各1000万トン余りのスチールと原料の取引を手がけ、その総額は80億米ドルにのぼる。昨年はインドから35万トンの鉄鋼完成品と50万トンの粉鉱石(iron ore fine)及びペレットを輸出、約60万トンのコークスを輸入したと言う。
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