2008-05-26 ArtNo.41035
◆今後3-4ヶ月高水準なインフレ持続:首相経済顧問
【ニューデリー】首相経済諮問委員会のChakravarthi Rangarajan議長は23日、今後3~4ヶ月にわたり高水準のインフレが持続し、その後6%の水準まで下降すると予想した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが5月23/24日伝えたところによると、国立財政政策研究所(NIPFP:National Institute o f Public Finance and Policy)主催の第13回金融委員会会議の会場で、Rangarajan氏は以上の見通しを語ると共にインフレが今会計年度末までに5.5%まで下降する可能性も指摘した。
同氏によると、国際原油価格が高騰する中、管理価格制度下の公共石油会社の損失を、石油債の発行を通じ、政府が補填するのは限界があり、有る段階で小売り価格に見直しを加える必要がある。
2008年3月の工業生産指数(IIP)が3%に鈍化したのは、一時的現象で翌月には回復するものと見られる。2008-09通年の国内総生産(GDP)成長率に関してはなお研究中だが、やはり8%近い伸びが望め、IIPの伸びはそれを若干上回る見通しと言う。
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