2008-05-23 ArtNo.41029
◆M州、US$42億電力網改善計画に着手
【ムンバイ】マハラシュトラ州政府は今後3~5年間に1万8000クロー(US$42.15億)を投じ既存の送電網を改善するとともに、新システムを導入する計画に着手した。
インディアン・エクスプレスが5月19日伝えたところによると、これは1日に4500MW(メガワット)の電力負荷制限(load shedding)を強いられているマハラシュトラ州政府とマハラシュトラ電力局(MSEB:Maharashtra State Electricity Board)が進める6万クロー(US$140.52億)の投資計画の一部を成している。同計画の下、発電能力の拡張に3万クロー(US$70.26億)、送配電網の補強に1万2000クロー(US$28.10億)強が投じられる。
マハラシュトラ州発電会社(MahaGenco:Maharashtra State Power Generation Company)は2000MWの拡張計画に関わる発注を既に行った。
マハラシュトラ州配電会社(MahaVitaran:Maharashtra State Electricity Distribution Company)は、2008年末までに給電分離(feeder separation)工事を完成させる予定だ。この他、MahaVitaranは、これまでに25%に引き下げた配電ロスを、様々な施策を講じ、中央政府が掲げる15%の目標レベルまでさらに引き下げることを目指している。
マハラシュトラ州送電会社(MahaTransco:Maharashtra State Electricity Transmission Company)も、今後新設される発電所や既存発電所の拡張に伴う送電需要の評価と送電ロスの引き下げを図っている。MahaTranscoは最近送電プロジェクト関連入札を募集したが、同計画の下、落札者はそれぞれの地域の送電線及び変電所プロジェクトを3年内(2009-10/2010-11/2011-12)に完成させる。2つの地域別送電パッケージのコストは各1500クロー(US$3.51億)前後、また2つの変電所と関連配電工事パッケージのコストは各2500クロー(US$5.85億)前後と見積もられ、合計4社と関係EPC(engineering, procurement and construction)契約を結ぶと言う。
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