2008-05-21 ArtNo.41017
◆Coromandel/Getex、合弁で燐鉱石調達
【チェンナイ】MurugappaグループのCoromandel Fertilisers Ltd (CFL)とシンガポール企業Getex Ocean Trades Pte Ltdは、世界市場で燐鉱石を買い付けるため、シンガポールを拠点にする50:50の合弁会社Coromandel Getex Phosphates Pte Ltd(CGPPL)を設立した。
インディアン・エクスプレスが5月18日報じたところによると、燐鉱石は肥料の主成分リン酸の主要原料。CFLにとって合弁会社CGPPLの設立は原料の安定供給を確保し、国際価格の急騰を相殺するのが狙い。パートナーのGetexは、燐鉱山取引の主要プレーヤーとして知られる。
Murugappaグループの副会長も務めるCFLのA Vellayan会長によると、CGPPLは先ず全世界の有望な燐鉱山を物色する。CFLは、CGPPLが収集した情報を基に、当該鉱山の経済価値を評価し、インドにおけるキャプティブ消費用燐鉱石のソーシング計画を立案する。合弁事業が成功すれば、CFLはタミールナド州Ennoreとアンドラプラデシュ州Visakhapatnamにおける肥料工場の需要を満たすことができる。
燐鉱石のトン当たり価格は過去数年間に60米ドルから250米ドルに上昇した。CFLは年間およそ100万トンの燐鉱石を必要とし、全量輸入している。インド自体、年間1000万トンの燐鉱石を全量輸入している。燐鉱石は向こう数年も急騰し続けるものと見られると言う。
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