SEAnews 2008-05-21 ArtNo.41010

【ニューデリー】Anil Dhirubhai Ambani Groupの娯楽事業子会社Reliance Big Entertainment(RBE)は5月18日、ハリウッドの著名制作者George Clooney、Nicholas Cage、Tom Hanks、Brad Pitt、Chris Columbus、Jim Carrey、Jay Roach等のプロダクションが制作するフィルムに資金援助する契約を結んだとするとともに、今後2年間にヒンディ、英語、その他のインド方言のフィルム69本を制作・配給すると発表した。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが5月18／19日報じたところによると、RBEのAmit Khanna会長は、「ロスアンゼルス拠点のブローカー、Creative Artists Agencyを通じてアレンジされたCage氏のSaturn Productions、Carrey氏のJC 23 Entertainment、Clooney氏のSmokehouse Productions、Columbus氏の1492 pictures、Hanks氏のPlaytone Productions、Pitt氏のB Entertainment、Roach氏のEveryman Pictures等との契約は、別個に結ばれたもので、金融アレンジのスタイルも異なる」と指摘した。同氏によると、合計30フィルムが俎上に上っており、少なくとも10作が実際に制作されるものと見られる。これは俳優が所属するスタジオは関係俳優が出演するフィルムの制作、公開、流通に関して第1拒否権を有するため。一部のフィルムの制作にはRBE自身が共同制作者として参加する。RBEは2010年までに10本のフィルム、総額約10億米ドルの完成を目指していると言う。
アナリストによると、RBEが国内で手がける69フィルムの制作費用は1200クロー(US$2.81億)を超えるものと見られる。RBEは17日には、Vinod Chopra Films及びExcel Entertainmentと8本のフィルム制作に関する契約を結んだ。