2008-05-16 ArtNo.41003
◆米輸出入銀行、インド航空会社にUS$60億以上融資
【ムンバイ】米国輸出入銀行はインド航空各社の航空機購入計画に中期的に合計60億米ドル以上を融資することを検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月14日伝えたところによると、インド金融機関8行と『India Infrastructure Facility』下の22億米ドルの融資協定に調印するため、このほどインドを訪れた米国輸出入銀行のJames Lambright会長兼社長は、以上の消息を語った。
これら金融機関8行と各行の融資上限はPower Finance Corporation(PFC)8億米ドル、Industrial Development Bank of India(IDBI)/India Infrastructure Finance Corporation(IIFC)/Infrastructure Development Finance Company(IDFC)/State Bank of India(SBI)/Punjab National Bank(PNB)各2億5000万米ドル、Infrastructure Leasing & Financial Services Limited (IL&FS)1億米ドル、Indian Renewable Energy Development Agency Ltd(IREDAL)5000万米ドル。米国輸出入銀行はこの内IDBI/IDFC/IL&FS/SBIとは3月12日に関係協定に調印している。
Lambright会長によると、ロンドン銀行間出し手金利(LIBO)にリンクした米ドル建て融資は、ルピー建てローンや他の海外商業借款よりも割安で、米国で製造されたインフラ関連設備やサービスに対して融資される。上記上限はスタートラインに過ぎず、必要な際には増額される。
米国輸出入銀行はこれまでにJet AirwaysやAir India及びReliance Petroleum等に融資しており、インドに対するエクスポージャは35億米ドルと、同行のエクスポージャ全体の約6%を占める。同行はインド経済に楽観的見通しを抱いており、今後インド・ビジネスをより積極的に拡張する方針と言う。
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