SEAnews 2008-05-16 ArtNo.41002

【ニューデリー】二次鉄鋼メーカーは5月14日、一次鉄鋼メーカーに倣って全ての鋼板製品価格をトン当たり4000ルピー値下げした。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが5月15日報じたところによると、Bhushan SteelやNational Steel等の二次鉄鋼メーカー代表と会談後記者会見した鉄鋼省のR S Pandey次官は、二次鉄鋼メーカーは向こう3ヶ月、値下げした価格水準を維持することを約束したと語った。
一次鉄鋼メーカーに一旦値上げした価格を引き下げさせた後、二次鉄鋼メーカーの説得にも成功した政府は、鉄鋼製品に対する輸出税引き下げを求める鉄鋼メーカーの要求に検討を加えていると言う。
Pandey次官は、「政府は、一次鉄鋼メーカーの要求通り輸出税を引き下げるか否か依然として検討している」とする一方で、「鉄鋼メーカーの値下げは自発的で、無条件なものだ。政府は輸出税に見直しを加える如何なる保証も行っていない」とも述べている。
一方、年間生産量約700万トンの二次鉄鋼メーカーは、国内供給に影響を及ぼさないよう、輸入原材料を加工した後完成品を事前許認可(advanced licensing)制度の下に輸出することを約束した。
冷間圧延鋼製造業者協会(CRSMA:Cold Rolled Steel Manufacturers Association)のS C Mathur事務局長(SG)が会談後語ったところによると、政府は輸出税撤廃を求める鉄鋼業界の要求に応じ、新輸出税に関する通達の保留を検討することを約束したと言う。