SEAnews 2008-05-16 ArtNo.40997

【ニューデリー】鉄鋼完成品とセメント生産の好調に支えられ、中核インフラ産業6業種は3月に9.6％の比較的健全な伸びを記録した。とは言え前年同月の10.5％の伸びには及ばなかった。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが5月16日伝えたところによると、中核インフラ産業の9.6％の伸びは、月間ベースでは2007－08年を通じて最高。これ以前の最高は8月の8.9％だった。
鉄鋼完成品の3月の伸びは21.8％(16.6%)、セメントのそれは9.3％(5.5%)と、前年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を上回った。しかし他の4部門は原油－0.3％(3.2%)、石油精製0％(13.4%)、電力3.6％(8%)、石炭9.3％(10.6%)と、何れも前年同月の伸びを下回った。
中核インフラ産業の2007－08通年の成長率は5.6％と、前年の9.2％を大きく下回った。部門別に見ると原油0.4％(5.6%)、石油精製6.5％(12.9%)、石炭6％(5.9%)、電力6.3％(7.3%)、セメント8.1％(9.1%)、鉄鋼完成品5.1％(13.1%)と、石炭生産以外は前年の伸びに及ばなかった。