2008-05-12 ArtNo.40984
◆Solar Semiconductor、台湾企業Motechとサプライ契約
【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点の太陽光発電モジュール製造業者Solar Semiconductor Private Limited(SSPL)は、台湾拠点の多国籍太陽光電池メーカーMotech Industries Inc(MII)と3億6000万米ドル相当の太陽光電池(solar cell)購入契約を結んだ。
ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月8/9日報じたところによると、SSPLのHari Surapaneni重役(CEO)はこのほど以上の消息を語った。それによると、太陽光電池業界の世界的リーダーQCellsと提携し、今また世界第2位の太陽光電池メーカーMIIとサプライ契約を結んだことによりSSPLは製造/サプライ両面の長期的経営基盤を確立したことになる。今回の契約の下、SSPLは、MIIにより供給された太陽光電池からPVモジュールを製造するとともに、半導体ウエハーから太陽光電池を製造する技術開発に関してMIIと協力体制を組む。SSPLとMIIは7日米国カリフォルニア州で関係契約を結んだ。SSPLはハイデラバード市内にPVモジュール製造施設を有し、ハイデラバード近郊のFab Cityにも別に同様の施設を設ける。
MIIのYuari-Huai Simon Tsuo重役(COO)によると、インドは太陽エネルギー産業の主要な成長センターになるものと見られる。中国における成長率が3~4%に鈍化したのに対し、インドでは成長加速の兆しが見られる。一方、スペインとドイツでは2008年に、ギリシャでは2009年に、この方面の急成長が見込まれる。このため目下176MWの設備能力を有するMIIは、2008年中にキャパシティーを280MWに拡張する。
材料不足/低発電効率/ポリシリコンのハイコストが太陽エネルギーのコストを高めている。太陽光発電を魅力的エネルギー源にするには、目下の1ワット当たり3.5~4米ドルのコストを2.50米ドルまで引き下げる必要がある。既存技術の改良や新技術の開発を通じて、向こう数年間に同コストは下降し、2010年頃に需要が急増するものと見られる。この種の製造施設が経済性を満たすには各60MWの製造ライン2本を備える必要がある。現時点ではインドに製造拠点を設ける条件は整っていないが、長期的にMIIはインドに製造拠点を設ける方針と言う。
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