2008-05-12 ArtNo.40978
◆Ramsarup Ind、US$3.69億投じ線材設備拡張
【ニューデリー】世界の10大線材メーカーに成ることを目指しRamsarup Loha Udyog Ltd(RLUL)の合併計画を進めるインド第2の線材製造会社Ramsarup Industries Ltd(RIL)は、生産能力拡張のため1500クロー(US$3.69億)の資本支出を予定している。
インディアン・エクスプレスが5月9日報じたところによると、RILのAshish Jhunjhunwala会長兼MDはこのほど以上の計画を語った。それによると合併計画は株主の承認を得ており、RILとRLULの株式交換比率は2:5。2007年4月1日に発効した合併計画はあと3ヶ月で完了する。合併後プロモーターの持ち分は83%から67%に縮小する。
RILは200クロー(US$4921万)を投じ西ベンガル州におけるDurgapur Wire Plantの年産能力を現在の5万5000トンから10万トンに拡大、また600クロー(US$1.48億)を投じ年産22万5000トンの新鉄鋼プラントを西ベンガル州Kalyaniに設ける。この他、西ベンガル州Kharagapurに年産70万トンのビレット製造施設、20MW(メガワット)の発電施設、高炉、焼結炉、DRIプラント、圧延施設を建設、国内や海外における企業買収も計画している。海外では東南アジア方面の企業を買収する計画だ。企業買収の軍資金は250クロー(US$6151万)。このため2010年までにグループの線材年産能力は33万トンに拡大する。
これまでにBalasore Minerals Coを買収したRILは、傘下に1つの石灰岩採石場と、2つの鉄鉱山を擁し、石灰岩の埋蔵量は6200万トン、鉄鉱石のそれは4750万トンと見積もられる。2007-08年度売上げは前年比15~20%増の1306クロー(US$3.21億)、純益は同43%増、ボトムラインは同40%増が見込まれると言う。
|