2008-05-07 ArtNo.40956
◆Essar Shipping、社名改め事業再編
【ムンバイ】総合的な海運ロジスティクス会社に組織を再編中のEssar Shipping Ltd (ESL)は、同再編計画の一環としてEssar Shipping, Ports and Logistics Ltd(ESPLL)に社名を改めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月4日、ESPLLのV. Ashok取締役の言として伝えたところによると、事業再編の目的は、Essar Group傘下の海運/ロジスティクス/石油ターミナル子会社を統合し、総合的な海運ロジスティクス企業を創設することにある。
再編計画が今年9月までに完了した後は、ケイマン諸島拠点のEssar Global Limited(EGL)がメインの持ち株会社を務め、キプロス拠点のEssar Shipping and Logistics Ltd(ESLL)が事業全体の管理を引き受ける。ESLLはESLの約83%、Essar Ports and Terminals Ltd (EPTL)/モーリシャス拠点Essar Oilfields Services Ltd(EOSL)/Essar Logistics Ltd (India)の100%権益を握る。EPTLはまたEssar Bulk Terminal Ltd (EBTL)の74%、Vadinar Oil Terminal Ltd/EBTL (Salaya Ltd)の100%権益を保持する。
来週までにEPTLによるVadinar Oil Terminalの買収が行われ、3~4ヶ月中に、Oilfields Services Ltdの親会社India ShippingとESLが合併される。これにより再編が完了する。
ESPLLは、グループの鉄鉱石/ペレット/石炭/石灰岩の輸入や鉄鋼完成品の輸出需要に応じるため、グジャラート州Haziraに750クロー(US$1.85億)を投じ全天候型深水港を開発する。石炭や石油コークス(petcoke)の荷役作業を行うため、グジャラート州Jamnagar近郊Salayaに550クロー(US$1.35億)を投じて総合的なターミナルを建設することも計画している。インド港湾における貨物処理需要は2011-12年までに7億6300万トンに達する見通しで、港湾施設の建設需要は大きいと言う。
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