【ムンバイ】British Gas(BG)グループはインドにおける石油/ガスの探査開発活動に向こう2~3年間に10億米ドルを投資する。
インディアン・エクスプレスが5月4日報じたところによると、BG IndiaのKapil Garg重役(MD)はインド工科大学(IIT: Indian Institute of Technology)ムンバイ校に設けられた『British Gas 石油産業地球科学研究所』の開所記念フォーラムの会場で以上の消息を語った。それによると、『British Gas 石油産業地球科学研究所』は石油探査に関する高度な研究に用いられる。
上流下流部門を包含した総合的ガス産業会社のBGは、インドにおける事業拡張を目指している。インドはBGグループの6つの中核事業地域の1つに数えられる。これまでにインドに9億米ドルを投資したグループは、石油・ガス領域では最大の外国投資企業で、西部と東部の探査鉱区双方にプレゼンスを築いている。BG IndiaはBGのインドにおける上流及び下流部門の権益を管理・拡大する責任を負うている。
BGグループはインド最大の天然ガス輸送流通会社Gujarat Gas Company Limited (GGCL)に65.12%、Mumbai/Thane/Mira-Bhayander地区の天然ガス及び圧縮天然ガス(CNG)流通会社Mahanagar Gas Ltd (MGL)に49.75%、それぞれ出資していると言う。
他方、石油天然ガス省のM S Srinivasan次官によると、インドは炭化水素資源の探査開発に3000億米ドルの投資を必要としているが、新探査ライセンス政策(NELP)は外国の資金と技術を導入する上で大きな成果を上げていると言う。