SEAnews 2008-05-05 ArtNo.40941

【ニューデリー】新年度予算に盛り込まれた乗用車及び二輪車に対する消費税の16％から12％への引き下げに伴う値下げに加え、5月の値上げを予想した駆け込み需要も手伝って4月の乗用車販売は過去最高をマーク、新会計年度は自動車産業にとってさい先の良いスタートを切った。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが5月2／4日報じたところによると、マーケット・リーダーMaruti Suzukiの4月の国内販売台数は前年同月の4万8652台から5万9539台に22.37％、輸出(2797台)も含めると同5万352台から6万2336台に24％増加した。取り分け新モデルDZireを加えたＡ2(中型)セグメント販売台数は同3万3878台から4万3121台に97.1％ジャンプ、コンパクト・カー(Alto/ Wagon R/ Zen/ Swift等)は27％増の4万3121台をマークした。しかしM800の販売台数は30％減の4458台にとどまった。
Hyundai Motor India Ltd (HMIL)の国内販売はi10の好調な売れ行きに支えられ、昨年同月の1万5728台から2万1501台に36.71％、輸出も含めると同2万7069台から4万1台に47.8％増加した。
General MotorsはハッチバックSparkと新モデルCaptivaに牽引され昨年同月の4474台から5563台(Chevrolet Spark1963台/Chevrolet Tavera1863台/Chevrolet Aveo1055台)に24.34％、Skodaは同1000台から1814台に81％、多用途車メーカーMahindra & Mahindra(M&M)の国内販売は同1万2235台から1万9392台に58.5％、輸出を含めると同1万2867台から2万30台に56％、それぞれ増加した。M&Mの乗用車合弁会社Mahindra RenaultはLogan1713台を販売した。
しかしTata Motors Ltd(TML)の4月の車両販売台数は昨年同月の4万486台から3万8149台に5.8％、内乗用車販売は同1万6842台から1万4843台に12％、それぞれ下降した。しかしTMLの商用車販売台数は、同1万9607台から2万1001台に7％、内中大型商用車のそれは1万1248台に8％、軽商用車のそれは9753台に6％、それぞれ増加した。またHonda Siel Cars Indiaの4月の乗用車販売台数は昨年同月の4891台から3400台に30％下降した。