2008-05-05 ArtNo.40939
◆West Asia Maritime、三菱商事とUS$1.1億裸用船契約
【チェンナイ】ドゥバイ系コングロマリットETAグループに属するタミールナド州Chennai拠点の海運会社West Asia Maritime Ltd(WAM)は、三菱商事と1億1000万米ドルで5万5000トンHandymax撒積運搬船(bulk carrier)2隻の裸用船契約を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが5月4日伝えたところによると、用船契約期間は12年半で、WANは船舶を買い取るオプションも認められた。三菱商事は2012年第3四半期と2013年第1四半期に新船を引き渡すとともに、船舶を建造する造船所を指定し、金融アレンジも引き受ける。WANは契約額の10%を頭金として三菱商事に支払い、船舶の引き渡しが完了した時点で残りも支払う。船舶の乗員等はWANが手配する。
WANは2年前には三井物産と3300万米ドルで撒積運搬船1隻の裸用船契約を結んだ経緯がある。
WANはHandymax5隻、Panamax撒積運搬船7隻、化学品タンカー4隻を擁する他、2009年にはステンレススチール製新化学品タンカー4隻のチャーター契約を結んでいる。2008年3月期年度に1277万トンの貨物を運搬、2007年12月期に2億9600万米ドルの売上げを計上した。目下所有及びチャーターした同社船団の市場価値は6億7700万米ドルと言う。
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