2008-05-02 ArtNo.40933
◆石油製品需要、五カ年計画末までに1.32億トンに
【ムンバイ】インドの石油製品需要は第11次五カ年計画が終了する2011-12年までに1億3176万7000トンに達する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが4月30日報じたところによると、石油天然ガス省は以上の見通しを発表した。それによると2007-08年の需要は前年比2.1%増の1億1643万7000トン、2008-09年のそれは同2.3%増の1億1909万8000トン、2009-10年は同2.4%増の1億2198万7000トン、2010-11年は同4.1%増の1億2697万3000トン、2011-12年は同3.8%増の1億3176万7000トンと見積もられる。また2011-12年の需要は最大では同4.45%増の1億4179万3000トンに達する可能性も予想されている。
石油天然ガス省は一連のイニシアチブを通じ、炭化水素資源の探査生産活動を促進し、需給ギャップを埋めることに努めている。探査生産活動に対する税制奨励措置の行方が不透明なことから入札の締め切りが5月16日に延期された新探査ライセンス政策(NELP:new exploration licensing policy)下の第7次入札(NELP-VII)の他、 ッ省は生産を加速する狙いから既発見の炭化水素資源の開発を加速することを提案している。
この他、刺激技術や原油増進回収法(EOR:enhanced oil recovery)/採油増進法(IOR:improved oil recovery)等を用いて既存鉱区からの採油量の拡大、最盛期を過ぎた鉱区の若返り、海外の既存生産鉱区もしくは探査鉱区の権益取得、バイオ・ディーゼル/エタノール/ガス水和物からのガス抽出等、非伝統的ソースの開拓等を提案している。
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