SEAnews 1995-11-28 ArtNo.4093

【シンガポール】集積回路(IC)製造元、リニア・テクノロジーPte Ltd(LTPL)のシンガポール・デザイン・センターが1992年の設立以来これまでに発表した40品目以上の新製品の世界市場における成功率は80％に達し、内50％がベストセラーに数えられている。
経済開発局(EDB)出版のシンガポール・インベストメント・ニュースによれば、ＬＴＰＬデザイン・センターは新たに5部門15タイプの新製品を近く発表する予定だ。これらにはインターフェース、電力供給制御、データ・コンバーター、バッテリー・マネージメント、多重送信、アンプ、チャージ・ポンプ等に関わる装置が含まれる。センターには14人のデザイン・チームと10人の生産支援チームが勤務しており、同グループが全世界に配置するデザイン・スタッフの10％を占める。シンガポールのデザイン・センターはカリフォルニア及びボストンのデザイン・センターからも独立、ＥＤＢとマイクロエレクトロニクス研究所がスポンサーを務めるアナログＩＣ開発プログラム下のデザイン技術の社内訓練も実施している。またシンガポール・オフィスは、アジア太平洋地域の地域本部として、ウエハー・ソフト、最終テスト、エンド・オブ・ライン・オペレーション、倉庫、流通、セールス・マネージメント機能を果たしている。同社のシンガポールにおける累積投資は3500万Ｓドルで、ペナンにも1600万米ドルの製造施設を有する。(ST,LZ:11/27)