SEAnews 2008-04-28 ArtNo.40908

【チェンナイ】Dell Indiaは4月22日、タミールナド州Chennai市Sriperumbudur地区に設けた新工場を公式オープンするとともに、インド国内の法人及び中小企業部門の強い需要に応じるため、年産能力を40万ユニットから2倍以上の約100万ユニットに拡張すると発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとデカン・ヘラルドが4月23／24日伝えたところによると、新工場では各種ラップトップ・パーソナル・コンピューター(PC)が製造される。Dell Asia PacificのPaul-Henri Ferrand社長(APAC South担当)によると、Latitude／Vostro／Inspiration／XPSレーンジのラップトップ製品が設備拡張計画の牽引役を務める。カレンダー・イヤー2008年初4ヶ月のラップトップ販売は100％以上の成長を見た。Dell 500ラップトップPCの価格は2万4500ルピーから。ちなみにデルは昨年12月、4年内に新工場に3000万米ドルを投じると発表した。
2008年第1四半期のラップトップ／デスクトップPC及びx86サーバー市場におけるデルのシェアは前年同期の10％から20％に拡大、法人PC市場ではトップに立った。過去1年間に中小企業及び消費者セグメントにおける同社製PC販売は100％の成長を見た。過去1年間に政府市場の10％のシェアを獲得した同社は、今後1年間に中小企業市場におけるシェアを10％ポイント上乗せする計画だ。
中小企業はインドPC市場の最も潜在性の大きい市場で、今年は中小企業100万社が初めてPCを購入するものと予想される。デル・インディアは法人及び中小企業を対象にしたソリューション・ビジネスにも照準を合わせている。Dell Indiaはインド国内600拠点に1万2000人のスタッフを配置、2007年の売上げは前年比60％増の7億米ドルを記録したと言う。