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2008-04-23 ArtNo.40896
◆送電会社、通信帯域リース合弁事業準備
【ニューデリー】国内最大の送電会社Powergrid Corporation of India Ltd(PGCIL)は、保有する光ファイバー送電ケーブルを利用して娯楽産業向けに通信帯域をリースする合弁事業に乗り出す。
ビジネス・スタンダードが4月21日、PGCIL幹部の言として伝えたところによると、TV番組の配信用に光りファイバー・ケーブルの帯域をリースする計画で、先ずアンドラプラデシュ州で新事業に乗り出す。近くエンタメ・ビジネスを開始する予定の民間企業2社と交渉を進めており、合弁事業は3~4ヶ月で立ち上げることができそうだ。その後、他州においても新ビジネスを開始する。
送電事業の投資収益率は14%に固定されているため、光ファイバー網の帯域リースを通じ、より大きな収益を上げるのが目的。PGCILは2万キロの光ファーバー・ケーブル網を擁し、既にBharti Airtel、Reliance Communication、Bharat Sanchar Nigam Limited(BSNL)等の主要電信会社に通信帯域をリースしている。PGCILはまた2万以上の送電鉄塔を、携帯電話会社やエンターテインメント企業に貸し出す計画で、主要電話会社全てと交渉を進めている。
PGCILのテレコム事業売上げは2006-07年の77クロー(US$1899万)から2007-08年の125クロー(US$3082万)に62%成長した。このため2010年までに300クロー(US$7397万)に拡大することを目指している。同売上げの大きな部分をエンターテインメント業界と放送業界が占める見通しと言う。ちなみにPGCILは国内で生産された電力の45%の送電を手がけている。
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