【アーマダバード】グジャラート州営Gujarat Alkalies and Chemicals Ltd(GACL)は、Dow Chemical Companyの完全出資子会社Dow Europe GmbHと50:50の合弁会社を設立、600クロー(US$1.48億)を投じ、グジャラート州Dahejに年産20万トンのクロロメタン製造施設を設ける契約に調印した。
ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月17/18日伝えたところによると、プロジェクト・コストの20~30%は自己資本で、残りは借入で賄われる。
国内最大の苛性ソーダメーカーのGACLは合弁会社に日量600トンの塩素を供給する。合弁会社は2011年に商業生産を開始、インド国内の製薬産業やその他の業界の需要に応じる。現在国内製薬業界はクロロメタンを輸入しているが、これにより年間200クロー(US$4932万)の外貨が節約できる見通しだ。生産した製品はインド国内の他、南アジア地域協力連合(SAARC)諸国の需要にも応じる。
ダウは塩素系有機化合物製品の世界最大のサプライヤーで、目下世界の4カ所に合計年産50万トンのクロロメタン製造施設を有する。
GACL取締役会は最近の会議で1200クロー(US$2.96億)の事業拡張計画を承認した。またアラブ首長国連邦方面から同地に苛性ソーダ・プラントを設ける引き合いがあり、GACLは同プロジェクトの市場調査を行う予定だ。