1995-11-28 ArtNo.4088
◆<星・馬・印尼>トンネル/橋/パイプラインで三角地帯リンク
【シンガポール】インドネシア、シンガポール、マレーシアの専門家チームが、シンガポール/ジョホール/リアウ(SIJORI)成長の三角地帯を橋、トンネル、海底パイプライン、通信ケーブルでリンクすることを3国政府に提案する。
昨日(11/27)シンガポールで開幕した建築士地域委員会(ARCASI)主催の“アジア・シティーズ・センチュリー”と題するフォーラム(会期3日)で、ユニバーシティー・テクノロジー・マレーシアのパリド・ワルディ・スディン教授、インスティテュート・アーキテク・インドネシアのイスメト・アビディン博士、シンガポール・インスティテュート・オブ・アーキテクツのテイ・ケンスン元会長が同コンセプトを共同発表する。
テー氏によると、関係3国政府は同構想に大きな関心を寄せるものと見られる。同プロジェクトの経済的スケールや開発の潜在性からすれば、55億米ドルと見積もられる建設コストは取るに足りない。英仏間の海底トンネルは既に成熟した両国の経済にそれほど大きなインパクトを与えなかったが、開発途上にあるSIJORIのリンクは触媒効果を発揮するものと見られる。ワーキング・グループは向こう3カ月以内に新会社を設立し、SIJORIリンク構想に関するコンサルタント・サービスを提供すると言う。(STAR:11/27)
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