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2008-04-18 ArtNo.40872
◆水力発電のシェアを25%から40%以上に拡大
【ニューデリー】電力省は水力発電事業を大々的に推進、向こう20年間に国内電力生産全体に占めるそのシェアを現在の25%以下から少なくとも40%に拡大する計画だ。
インディアン・エクスプレスが4月15日報じたところによると、Jairam Ramesh国務相(電力担当)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、東北諸州の潜在的水力発電資源は少なくとも6万3000MWと見積もられ、内アルナチャル州だけで5万MWを占める。同州の既存設備能力は424MWで、別に2600MWの水力発電開発が進められている。こうしたことから同省はアルナチャルプラデシュ州とジャム&カシミール州に照準を合わせ、水力発電事業を推進する。
国営National Hydroelectric Corp (NHPC)は、設備能力を現在の5200MW(メガワット)から2012年までに2倍の1万400MWに拡大する。
NHPCは近くジャム&カシミール州政府と、Chenab川流域のPakal Dul(100 mw)/Kiru(600 mw)/Kawar(520 mw)に合計2120MWの3つの水力発電施設を建設する覚書を交換する。NHPCとJammu and Kashmir Power Development Corporation(JKPDC)は合弁会社を設立し、これら3プロジェクトを進める。
NHPCはアルナチャルプラデシュ州政府ともSubansiri川下流に2000MWの発電所を建設する覚書を結び、上流と中流にも発電所を設ける交渉を進めている。
一方、インド政府は2007年6月に2200クロー(US$5.42億)を投じてカシミール州Kishangangaに330MWの発電所を建設する計画を閣議承認したが、リスク・プレミアムの加算で同プロジェクトのコストは3700クロー(US$9.12億)に膨張した。このため電力省は同コスト上昇の閣議承認を申請する方針だ。
パキスタンは最近同じ流域のNeelamに916MWの水力発電所を設ける契約を中国企業に発注した。インド政府はNeelamプロジェクト以前にKishangangaプロジェクトを承認したものの、コスト上昇もあって着工が遅れている。同相はこの日早朝、首相に同問題を報告した。同プロジェクトは戦略的に重要なため、計画を加速する必要があると言う。
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