2008-04-14 ArtNo.40852
◆経営学士の初任給22%アップ
【ニューデリー】『MBAUniverse.com』の調査報告によると、ビジネス・スクール・トップ20キャンパスにおける就職斡旋サービスの過程で今年経営学専攻者にオファーされた平均給与は昨年を22%上回った。
エコノミック・タイムズが4月9日報じたところによると、金融部門からの求人がインド経営管理学院アーマダバード校(IIM-A:Indian Institute of Management Ahmedabad)の場合求人全体の45%、IIM-B(バンガロール校)の場合同40%、IIM-C(カルカッタ校)では同34%をそれぞれ占めた。この他、Goldman Sachs, Lehman Brothers/Morgan Stanley/JP Morgan/Merrill Lynch等のコンサルタント会社の求人もIIM-Aの場合全体の31%、IIM-Bの場合は37%を占めた。
今年オファーされた初任給の昨年比上昇幅を見ると、IIM-Aが最大の平均30%で、これに対してIndian School of Business(ISB)の上昇率は平均19%だった。
国内勤務初任給でもIIM-Aが平均年俸187万5000ルピー(US$4万6234)で最高をマーク、同校の海外勤務初任給平均年俸は10万9000米ドルとなっている。
調査された20校には、この他、Indian Institute of Technology (IIT) Business schools/Xavier Labour and Relations Institute, Jamshedpur (XLRI)/Management Development Institute (MDI)/S P Jain Institute of Management & Research (SPJIMR)が含まれる。
各校は一定期間(一般に18ヶ月以上)の職務経験のあるものを、即戦力の管理職として採用したい企業向けに、特定の学生だけに絞った『lateral placement』といったサービスも提供しており、この種サービスの対象となる学生の増加と国際金融会社や国際コンサルタント会社からの求人増が、初任給の上昇に拍車をかけた。職業経験ある学生の初任給は平均初任給を10~15%上回っている。IIM-Aの場合『lateral placement』の対象となる学生は、昨年の89人から112人に増加した。
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