SEAnews 2008-04-14 ArtNo.40847

【ハリドワール】トップ二輪車メーカーHero Honda Motor Ltd(HHML)は、新たなビジネス機会を探ってきたが、不動産事業進出を検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月9日伝えたところによると、HHMLのPawan Munjal重役(MD兼CEO)は8日ウタラーカンド州Haridwarで催された新工場開所式の席上、以上の消息を語った。それによると、グループはハリドーワル工場周辺のインフラ開発を進めるため、Arrow Infrastructureと言う新会社を設立した。ハリドーワルには学校、病院、住宅、複合映画館等の近代設備が欠如している。Arrowは新工場周辺にこの種の施設を開発する。まだ出発点に立った段階で、Arrowのこうした活動を他の地域にまで拡大するか否か、また単独で事業を拡張するか、経験とノーハウを備えた他社と提携するかと言った問題は、その必要が生じた時に改めて検討すると言う。
HHMLは450クロー(US$1.11億)を投じて設けたハリドーワル新工場に、今年内にさらに150クロー(US$3699万)を追加投資し、設備能力を拡張する一方、社内に調査チームを設け、将来の需要動向も勘案し、他の2工場の設備能力を削減する必要がないか検討する。これはインド二輪車市場の市況が低迷する中で、ウタラーカンド州が提供する税制優遇措置を最大限に活用する努力の一環である。HHMLは昨年330万台を製造した。ハリドーワル新工場の年産能力は現在の50万台から今会計年度内に70万台に、2008年末までに150万台に拡張される。ハリドーワルには2010年までに補助産業等も含め1900クロー(US$4.68億)が投資されると言う。