【ジャランダール】鋼(alloy steel)のトン当たり3000ルピー値上げと、炭素鋼の同2000ルピー値上げは、パンジャブ州の基幹産業に打撃を与えており、二次鉄鋼メーカーによる新たな値上げは工具/部品/自転車部品業界を窮地に陥れる。
エコノミック・タイムズが4月5日伝えたところによると、ジャランダール商工連盟(JTIF:Jalandhar Traders and Industrialists Federation)のGursharan Singh会頭はPTI通信に以上の懸念を表明した。パンジャブ州政府は鉄と鋼に入境税を課しており、このため地元産業は原料の調達困難に直面している。こうした供給逼迫と高需要に乗じ、二次鉄鋼メーカーは値上げを行った。
ルディアナ自転車部品製造業者協会(Cycle Parts Manufacturer Association of Ludhiana)のSudhir Mahajan理事は、「二次鉄鋼メーカーによる新たな値上げで業界は存亡の淵に立たされている」と指摘、工学品輸出振興委員会(EEPC:Engineering Export Promotion Council)のS C Ralhan地域主任は「鉄鋼インプット・コスト上昇の原因は、ユーザーを馬鹿にしたもので、嘆かわしい。中央政府は鉄鋼価格を抑制する断固たる施策を直ちに講じる必要がある」とコメントした。