NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2008-04-09 ArtNo.40830
◆コークス用炭輸入コスト200%アップ
【コルカタ】鉄鋼メーカーは、今後、原料コストの50%を占めるコークス用炭を輸入する際、トン当たり98米ドル(4000ルピー)のこれまでの契約価格を200%(8000ルピー)上回る1万2000ルピー支払わねばならない。
ビジネス・スタンダードが4月8日伝えたところによると、韓国の鉄鋼メーカーPoscoは最近オーストラリアの炭鉱会社と、これまでの契約価格を205~210%上回る価格でコークス用炭の購入契約を結んだ。同契約は4月1日に発効したが、ルピーに換算するとトン当たり1万2000ルピーになる。インドは国内で消費するコークス用炭の大きな部分を主にオーストラリアから輸入している。
例えば国営鉄鋼会社Rashtriya Ispat Nigam Ltd(RINL)は必要とするコークス用炭を全量オーストラリアから輸入している。同社のC G Patel取締役によると、前回の契約価格はトン当たり94-98米ドルだった。しかし新規契約価格は8000ルピーほど上乗せされる見通しだ。加えて輸送コストもトン当たり25~35米ドル上昇している。これを加えると上乗せ額は9000ルピーに達すると言う。
そればかりではない。原料コストの35~40%を占める鉄鉱石も値上がりしている。RINLは自前の鉱山を全く保持していないが、もう1社の国営企業Steel Authority of India (SAIL)は、必要とするコークス用炭の35%と、鉄鉱石の100%を傘下の鉱山から調達している。
民間のTata Steelは鉄鉱石の20%とコークス用炭の15%を、JSW Steelは鉄鉱石の30%とコークス用炭の100%を、自前の鉱山から調達している。またEssar SteelはMinnesota Steelの買収を通じ、14万トンの埋蔵量を有する炭坑を手に入れたものの、同炭坑はまだ商業生産を行っていない。Ispat IndustriesはRINL同様自前の炭坑を持たない。
業界筋は、インプット・コストの上昇が続き、鉄鋼製品の相応な値上げが認められないなら、鉄鋼メーカーは生産を縮小する他ないと指摘する。RINLのPatel取締役は、「最近の価格引き下げは、これまでのものについてで、将来の値下げや価格維持の保証は何も行っていない」と指摘した。
ちなみにインドのコークス用炭確認埋蔵量はおよそ46億トンで、毎年約750万トンを生産していると言う。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.