2008-04-07 ArtNo.40821
◆Vedanta、インド鉱業事業にUS$150億投資
【ジャイプール】世界一の鉱物生産会社になることを目指すロンドン拠点のVedanta Resources Plc(VRP)は2010年までにインドとアフリカの鉱業部門に150億米ドルを投資する計画だ。
エコノミック・タイムズが4月3日報じたところによると、VRPのAnil Agrawal会長はこのほど同紙に以上の計画を語った。それによると、銅と亜鉛の年間生産量を100万トンに拡大することを目指しており、既に年産100万トンを実現したアルミニウムは年産300万トンに拡大する。銀の年産量は500トンに拡大、アジア最大の銀生産会社を目指す。傘下のHindustan Zinc Ltd(HZL)がラジャスタン州Udaipurに設けた銀精錬施設の年産量を現在の200トンから500トンに拡大するため、500クロー(US$1.23億)を投資する。こうした上流部門の活動にとどまらず、国内消費を拡大するための、マーケッティングにも力を入れる。
VRPはまたBharat Gold mineもしくはHatti Gold mineを買収し、金鉱山の開発に乗り出すことも計画している。
VRPは公共部門企業の権益買収にも関心があり、National Aluminium Co Ltd (Nalco)/Hindustan Copper Limited(HCL)/IFCIも、例外ではない。
光ファイバー・ケーブル製造子会社Sterlite Technologiesは500クロー(US$1.23億)を投じ、マハラシュトラ州Aurangabad工場の年産能力を現在の400万キロから1200万キロに拡大する。同拡張計画は2009年6月までの商業運転を目指す。同社は国内光ファイバー市場の45%、国際市場の4%のシェアを握っていると言う。
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