SEAnews 2008-04-02 ArtNo.40803

【コルカタ】ICI India Ltd取締役会は3月29日の会議で、接着剤ビジネスを約260クロー(US$6411万)でHenkelグループのインド子会社に売却することを承認した。
インディアン・エクスプレスが3月31日、ICI Indiaの発表を引用し報じたところによると、これは親会社ICI UKが昨年8月、Akzo Nobel NVに完全(100%)買収されたのに伴う世界的事業再編計画の一環で、ICIが全世界に展開する接着剤と電子材料に関わるビジネスはHenkel AGに売却されることになった。Henkelは接着剤ビジネスの世界的リーダー。
ICI Indiaの接着剤ビジネスは親会社ICIの世界ビジネスに統合されているため、整合性を維持する上からも、Henkelに売却するのが、株主／従業員／消費者の利益に適っていると、ICI India取締役会は判断した。ICI Indiaは1997年にマハラシュトラ州Thaneに接着剤製造施設を設けた。ICI Indiaの接着剤ビジネスは2007年3月期年度に135クロー(US$3329万)の純売上げを計上した。
ICI IndiaはまたPolyinks Ltdの67％権益を保持している。後者はアンドラvラデシュ州Hyderabadに製造拠点を有し、ウタラーカンド州Rudrapurに目下新工場も建設している。Polyinks Ltdは2007年3月期年度に14クロー(US$345万)の純売上げを記録した。ICI IndiaはPolyinks Ltd持ち分もHenkelに売却する。
接着剤ビジネスの売却は株主総会の承認やその他の手続きが順調に運べば2008年中に完了すると言う。