2008-04-02 ArtNo.40802
◆Bharat Oman Refineries、IPO準備趣意書提出
【ムンバイ】Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)は3月28日インド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)にBharat Oman Refineries Ltd (BORL)の公開公募(IPO)準備趣意書(DRHP:Draft Red Herring Prospectus)を提出した。
エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥーが3月28/29日、BPCLの発表を引用し伝えたところによると、BPCLとOman Oil Company SAOC(OOC)の合弁に成るBORLはマドヤプラデシュ州Binaに1万400クロー(US$25.64億)を投じ年間原油処理能力600万トンの製油所を建設する。このためIPOを通じ3850クロー(US$9.49億)の調達を目指す。
プロジェクトの負債自己資本比率は1.6:1、したがって借入が6400クロー(US$15.78億)、自己資本が4000クロー(US$9.86億)になる。BORLの現在の資本金はBPCLとOOCが拠出した151クロー(US$3699万)で、今後BPCL/マドヤプラデシュ州政府/プレIPO私募応募者/IPO応募者から残りの自己資本3850クローを調達する。負債分の6400クローに関しては、既に銀行コンソーシアムと借入契約を結んでいる。
『Nelson Complexity Index』に基づく新製油所のコンプレッキシティー・ファクター(Cf:complexity factor)は9.1と高水準。グジャラート州Vadinarに原油の輸入・貯蔵施設を設ける。これには32万重量トンのタンカーから原油を陸揚げすることが可能な一点係留(single-point mooring)施設と48万立方メートルの原油ターミナルが含まれる。原油ターミナルと製油所は935キロの原油輸送パイプラインによりリンクされると言う。
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