2008-04-02 ArtNo.40797
◆Ispat Inds、鉄鋼年産能力を1千万トンに拡張計画
【コルカタ】地場民間部門の総合鉄鋼会社Ispat Industries Ltd(IIL)は年産能力を現在の360万トンから2013-14年までに1000万トンに拡張することを目指している。
ビジネス・スタンダードが3月30日報じたところによると、IILのVinod Mittal重役(MD)は29日に催された特別総会の会場で以上の計画を語った。同社はこれ以前に、2年内に年産能力を500万トンに g張する計画を発表する一方、ジャールカンド州政府と年産280万トンの総合鉄鋼プラントを設ける覚書を交換した。ミタル氏によると、マハラシュトラ州Dolviの既存プラントのキャパシティーを500万トンに拡張し、ジャールカンド州に設ける新プラントの年産能力も当初の280万トンから500万トンに引き上げる。
IILは以上のキャパシティー拡張計画とは別に、Dolviに年産100万トンのコークス炉を、またアンドラプラデシュ州Vishakhapatnamに年産450万トンのペレット・プラントを、それぞれ設け、Dolviの熱間圧延コイル製造能力を現在の年間300万トンから360万トンに拡大する。IILのAnil Sureka財務担当重役(CFO)によると、これらのプロジェクトも2年内に実行される。
上記のプロジェクトが全て完成するとIILの現在17%のEBITDA(純益+利子+税+減価償却+減債基金償還)マージンは2倍に拡大する。ジャールカンド州における新鉄鋼プラントの建設は鉄鉱山が確保され次第着工すると言う。
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