2008-03-31 ArtNo.40789
◆東芝等5社、Sasan発電所設備納入契約獲得目指す
【ニューデリー】Reliance Power Ltd(RPL)はマドヤプラデシュ州Sasanにおける4000MW(メガワット)ウルトラメガ発電プロジェクト(UMPP:Ultra Mega Power Project)の総額5000クロー(US$12.33億)のボイラー/タービン/発電機(BTG)発注準備を進めており、イタリア企業Ansaldo、韓国企業Doosan、ロシア企業Power Machines、中国企業Shanghai Electric Corporation(上海電気総公司)、そして東芝が契約獲得を目指している。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが3月25/27日伝えたところによると、RPLは、突貫方式で建設を進め、2012年までの第11次五カ年計画期間に660MWユニット2基の稼働を目指している。BTG納入業者5社の幹部はマハラシュトラ州Mumbaiに集合、それぞれ納期45~55ヶ月の魅力的納入条件を提示しているもようだ。このためRPLは2012年3月以前に2ユニットを稼働させることもできそうだ。
RPLは2007年8月の契約調印に際して69ヶ月以内に第1ユニットを稼働させることを約束している。BTGの発注が完了すれば、プロジェクトの最終的な実行スケジュールも固まる。RPLは石炭産業省に年産1500万トンのキャプティブ炭坑採掘計画を既に提出、環境・森林省の環境認可も間もなく下りるものと見られる。用地の買収は4月末には完了し、金融アレンジも10月までに完成する見通しだ。
ビジネス・スタンダードが26日報じたところによると、RPLは2500~3000クロー(US$6.16億-7.11億)を投じて3炭坑を開発、Sasanプロジェクトの需要に応じる計画で、ピットヘッド炭坑の開発でNorth American Coal Corporationと手を結んでいる。
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