2008-03-31 ArtNo.40784
◆パンジャブ州鉄鋼価格トン当たり2000ルピー下降
【チャンディガル】国内鉄鋼メーカーが輸出停止を認めた翌26日、パンジャブ州における鉄鋼価格はトン当たり1000~2000ルピー下降した。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが3月26日、Mandi Gobindgarh拠点のトレーダーの言として報じたところによると、地金のトン当たり価格は3万9800ルピーから3万8500ルピーに、丸棒(rounds)は同4万5000ルピーから4万3000ルピーに、それぞれ下降した。これはインド鉄鋼連盟(ISA:Indian Steel Alliance)が鉄鋼輸出を直ちに停止すると発表したのに伴うもので、数日中にさらにトン当たり1000~1500ルピーの値下がりが予想される。
しかし誘導炉(Induction Furnace)業界が受注を停止したことから、光工学産業(light engineering industry)等の末端鋼材利用者には恩恵が波及していない。このため光工学界は、「州内の誘導炉業界は『州内には鉄鋼需要が存在しない』と虚偽の宣伝をし、コスト・ダウンの恩恵を下流部門に移転していない。誘導炉業界が需要が存在するにも関わらず受注を停止したことから、我々は鉄鋼値下がりの如何なる恩恵も受けていない」と不満を述べていると言う。
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