【ムンバイ】Honda Motorcycles and Scooters India (HMSI)は、モーターサイクル市況が低迷する中で、今年初11ヶ月(2007/4-2008/2)にモーターサイクル22万9000台を販売、前年同期比57%の成長を達成した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月22日伝えたところによると、業界全体のモーターサイクル販売は同期に13%の落ち込みを見た。HMSIのN.K. Rattan営業主任によると、2006-07年の二輪車販売は合計72万台で、内モーターサイクルが17万台を占めた。今年の総売上げ台数は88万台で、内モーターサイクルが27万台を占める見通しだ。HMSIのモーターサイクル販売は数の上でも、市場シェアでも急成長しており、今年通年では65%の成長を見込んでいる。他社は金融ファシリティーの欠如を売上げ不振の最大の原因に掲げているが、HMSIのSanjay Gupta上級課長(マーケッティング)によると、同社の返済不履行率は業界中最低なことから、金融機関は積極的に融資を引き受けている。
125ccShineと150ccUnicornの売れ行きが好調なことから、HMSIはモーターサイクルの製造を一層拡大するとともに、2008-09年初に新モデルも投入する計画だ。将来的にはマス・セグメントのプレミアム・モデルを投入する他、100cc以上の全てのセグメントにプレゼンスを築く計画と言う。