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2008-03-19 ArtNo.40752
◆Signet、チェンナイに太陽電池製造施設建設
【チェンナイ】カリフォルニア拠点のSignet Solar Inc(SSI)は2000クロー(US$4.93億)を投じタミールナド州Chennai近郊Sriperumbudur特別経済区(SEZ)に薄膜太陽光発電モジュール(thin film photovoltaic module)の製造施設を設ける。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが3月18日伝えたところによると、SSIのPrabhu Goel会長とタミールナド州政府のM.F. Farooqui工業部次長は17日、州政府の工業政策に基づく奨励措置の適応を認める覚書に調印した。SSI創設者のGoel会長によると、新製造施設は今年内に着工され、2009年末までの操業開始が目指される。投資は向こう5年間にわたってなされ、最終的に年間300MW(メガワット)の製造能力が備えられる。
SSIは目下ドイツのDresdenに年間キャパシティー60MWの製造施設を建設しており、今年第3四半期末までに稼働する予定だが、当初3年間に納入する4億米ドル以上の注文を早くも手に入れた。ドイツ工場の当初3年間の製造能力が全て売約されたため、インドに別に複数の製造施設を設け、2016年までに1000MWの製造能力を備える方針を決めた。ドイツ工場の製造能力は2010年までに120MWに拡大される。チェンナイ工場の製品は当面、全量輸出される。SSIはインドに研究開発(R&D)施設を設け、製品コストの削減を図る。
120MWのPVモジュールを製造する際にはグラス・パネルを輸送する延べ1万台のトラックが工場を出入りすることになる。関係インフラに対する負担を軽減する上からどうしても複数の場所に工場を設ける必要がある。
目下のところ太陽光発電のコストは依然高めだが、化石燃料による発電コストは今後益々上昇し、それとは対照的に技術革新を通じPVモジュールの製造コストは下降するため、3~4年内に両者のコストは逆転するものと見られる。太陽光発電の1ワット当たりのコストは1年前の8米ドルから約5米ドルに下降、間もなく従来型発電と同じ3米ドル前後になる見通しと言う。
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