1995-11-27 ArtNo.4075
◆<星>住宅開発局、99年リース権付き土地7区画を入札に
【シンガポール】住宅開発局(HDB)は先週末、ウッドランズ5区画、スンバワン及びパシルリス各1区画、合計7区画の土地(99年リース権)の開発入札を募集した。
ウッドランズの4区画はウッドグローブ・エステートと名付けられた住宅区を形成、残りの1区画はウッドグローブ・エステート住民のためのネーバフード・センターを成す。他の2区画はスンバワン・タウンセンター内の8600平米の商業開発地とパシルリスの5万7000平米の土地付き住宅開発用地。
スンバワンの区画はキャンベラ・ロードに沿った地下鉄駅の向かいに位置し、アパートの他、ウエット・マーケット、店舗、飲食店、娯楽施設等が開発される。しかしアナリストは周辺の公共住宅団地の開発にはなお時間を要すると指摘する。300戸のテラス・ハウスが開発可能なパシルリスの区画はパシルリス・ビーチ・パークの向かいに位置し、イライアス・ショッピング・モールやパシルリス地下鉄駅に隣接している。アナリストはパシルリスのロヤン・ビラのスローペースな入居状況の先例もあることから、それほど大きな反応は期待できないと見ている。しかしネーバフード・センター及びタウン・センターの一部を成すウッドランズとスンバワンの商業開発地はかなり旺盛な反応が予想されている。例えば今年6月に入札に掛けられたウッドランズの最初の商業開発地は、センターポイント・プロパティーズによりアナリストの予想額を1.7倍上回る3億980万Sドルで落札されている。ウッドランズの住宅開発用地に関してはン・テンフォン氏等、主要プレーヤーの態度如何だが、ン氏は今年はこの種の小住宅開発区画の入札に1993年当時ほど積極的姿勢を見せていない。(ST,BT,LZ:11/24)
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