2008-03-17 ArtNo.40742
◆Sanyo-BPL、LCD TVの製造近く開始
【バンガロール】三洋電機と地場耐久消費財メーカーBPLの対等出資合弁会社Sanyo-BPL Pvt. Ltd(SBPL)は海外の三洋工場からLCDテレビジョンを輸入するのを止め、カルナタカ州Bangalore近郊の工場で今年5月から製造を開始する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月15日伝えたところによると、SBPLのAlok Arora副社長(セールス)はこのほど同紙に以上の方針を語った。それによると、バンガロール工場は1交替で年間100万台のテレビジョンを製造でき、 S00人の従業員の75%が生産作業に従事している。同工場ではスリムTVも製造される。しかし冷蔵庫や洗濯機等の白もの製品は引き続き輸入する。
CTV/白もの市場におけるプレゼンスを強化し、売上げ目標を達成するためSBPLはマーケッティング戦略の調整を行っている。2006年に営業を開始したSBPLは年間約50万台のカラー・テレビジョン(CTV)を販売、4.5%の市場シェアを占めている。2008-09年に65万台を販売、2009-10年に採算ラインを実現、2011年までに年商2000クロー(US$4.93億)を達成する計画だ。同社は当初2009年までに2000クローの売上げを達成することを目指していたが、目標期限を繰り延べたのは、市場の成長が顕著に鈍化したためと言う。
他方、ザ・ヒンドゥーが15日伝えたところによると、三洋電機が完全出資するSanyo India Pvt Ltdは、商用/工業用電子・電気製品、例えば加熱器/換気装置/空調装置/冷機(HVACR:heating, ventilation, air-conditioning and refrigeration)に照準を合わせており、今会計年度はHVACR市場5%のシェア獲得を目指すと言う。
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