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2008-03-14 ArtNo.40729
◆鉄鋼メーカー、コスト上昇で一部設備を遊休も
【コルカタ】インプット・コストの急騰に直面するインドの一部鉄鋼メーカーは、運転資金の逼迫から一部の設備を遊休させざるを得なくなるものと予想される。
インディアン・エクスプレスが3月12日伝えたところによると、海綿鉄製造業者協会(Sponge Iron Manufacturers Association)役員も務めるSPS Steels groupのBipin Kumar Vohra会長兼MDはこのほど以上の見通しを語った。それによると自前の鉄鉱山を保持する鉄鋼メーカーのみが利益を上げることができ、スポット市場で鉄鉱石を購入するものはマージンに深刻な圧力を受ける。鉄鋼メーカーの8割はスポット市場で鉄鉱石を調達せねばならないが、同市場では過去3ヶ月間にトン当たり価格が4000ルピーから5600ルピーに上昇した。加えて輸入コークス用炭のトン当たり価格は同期間に200米ドルから600米ドルに、合金鉄のトン当たり価格は同4万ルピーから6万9000ルピーに、それぞれ上昇、運賃も30%アップした。
こうした中で鉄鋼メーカーもTMT鉄筋のトン当たり価格を過去2週間に2万7000ルピーから4万3000ルピーに大幅に引き上げた。にも関わらず需要は減退していない。このためSPSはTMT鉄筋の一層の値上げを検討している。しかしマージンをトン当たり500ルピー以上に維持するのは困難で、建築用鋼材メーカーは、銑鉄の価格変動により深刻な打撃を受けている。銑鉄価格は今や株価なみに、1時間ごとに変動していると言う。
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