SEAnews 2008-03-14 ArtNo.40728

【コルカタ】地元家電会社Videocon groupとオーナーのDhoot一族、そして米国企業の合弁に成るVideocon Natural Resources Ltd(VNRL)は、西ベンガル州に計画する鉄鋼プラントの年産能力を2倍の600万トンに拡大する方針を決めた。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月14日伝えたところによると、Tata Steel Ltd(TSL)とSteel Authority of India Ltd(SAIL)の50：50の合弁に成るMjunction Services Ltd (MSL)とバーラット商業会議所(BCC:Bharat Chamber of Commerce)が13日共催した鉄鋼セミナーの会場で、VideoconグループのVenugopal Dhoot会長は、以上の消息を語った。それによると、VNRLはプロジェクトの修正案を州政府に提出、州政府は同案を承認するとともに、インフラ面のサポートを約束した。
鉄鋼プラントのキャパシティーの拡大に伴い、発電所のキャパシティーは1200MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)から1600MWに、プロジェクト投資額も1万5000クロー(US$36.99億)から2万1000クロー(US$51.78億)に、それぞれ拡大する。しかしAsansol県Jamuriaにおける建設用地の広さは当初の4000エーカーのままにとどめられる。
新鉄鋼プラントは年産能力300万トンづつ2期に分けて建設され、鉄鉱石や石炭等の原料供給や用地が確保された後、第1期プロジェクトは4年、第2期プロジェクトはその後さらに3年を経て完成する。
用地の選定は完了。州政府が石炭供給の確保を約束した他、インドネシアの鉄鉱石会社から鉄鉱石の供給に関する同意も得ている。西ベンガル州政府の深水港開発計画も進捗を見ており、中央政府は開発請業契約の入札募集を承認した。Videocon groupも同プロジェクトに関心を抱く1社に名を連ねていると言う。