2008-03-14 ArtNo.40723
◆ダモダル川流域開発公社、1.14万MW発電能力追加計画
【コルカタ】インドで最も著名な公益事業会社に数えられるダモダル川流域開発公社Damodar Valley Corporation(DVC)は、第11次五カ年計画期間に6400MW(メガワット)の発電施設を設ける計画に着手するとともに、第12次五カ年計画期間にも2万クロー(US$49.32億)を投じ、さらに5000MW(メガワット)の発電能力を追加する計画だ。
エコノミック・タイムズが3月10日報じたところによると、DVCオフィシャルはこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、ジャールカンド州Panchetで水力発電所を経営するDVCは、目下、8件の電力プロジェクトを進めており、これらには西ベンガル州における着工済み1000MWのMejia第2次計画と近く着工する各250MWのMejia第5、第6次計画、2008年末までに稼働するジャールカンド州Chandrapuraにおける500MWの火力発電所、ジャールカンド州Kodarmaの1000MW発電計画、西ベンガル州Andalにおける100MWプロジェクト、西ベンガル州Raghunathpurにおける各600MWのプロジェクト2件、ジャールカンド州Bokaroと西ベンガル州Durgapurにおける各600MWのプロジェクトが含まれ、投資額はおよそ3万クロー(US$73.97億)。
第12次五カ年計画期間には、詳細は未定だが、Panchet/Kodarma/Maithon/Ramgarhに各1200MWの発電施設を設ける。
DVCは電力事業の垂直統合を図るため、発電、石炭、その他の領域で、 シ社と合弁を組む計画だ。DVCはCoal India (CIL)及びBharat Earth Movers Ltd(BEML)と共同で経営難に陥ったMining and Allied Machinery Corporation (MAMC)を再建することで合意した。
ジャールカンド州では民間部門と組んで電力の小売りビジネスに乗り出す計画で、Calcutta Electricity Supply Company (CESC)やTata Powerが同合弁事業に関心を表明していると言う。
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