【ニューデリー】インドと日本の往復貿易は、貿易円滑化措置(trade facilitation)や非関税障壁等の問題が適切に処理されるなら、2年内に2倍に拡大する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが3月10日、報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)はその最新調査報告の中でインドと日本の往復貿易額は2006-07年の75億米ドルから2010年までに150億米ドルに達することが可能としている。それによると、サービス貿易新領域の開拓、日本からの投資の拡大、人的交流の促進等は、二国間貿易を拡大するその他の方策と言える。実際、二国間貿易は2002-03年以来二倍に拡大しており、貿易収支は日本側の黒字になっている。日本サイドのほとんどの品目の輸入関税が低水準なことから、包括的経済提携協定(CEPA: Comprehensive Economic Partnership Agreement)が締結されるなら、インドの対日輸出は拡大するはずと言う。