SEAnews 2008-03-10 ArtNo.40707

【ニューデリー】インドの2008年1月の輸出成長率は米ドル建てで20.47％の成長を見たが、ルピー建てでは7％の伸びにとどまった。年初10ヶ月(2007/4-2008/1)の輸出成長率も米ドル建てでは21.62％を記録したが、ルピー建てでは7.66％にとどまった。輸出業者、取り分け労働集約産業の輸出業者は、ルピー高に加え新年度予算案に何ら支援措置が盛り込まれなかったことから危機感を高めている。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが3月3／4日、商工省商務部発表の暫定統計数字を引用し伝えたところによると、2008年1月の輸出は前年同月の109億米ドルから131億4000万米ドルに20.47％成長した。一方、1月の輸入は前年同月の137億5000万米ドルから225億米ドルに63.57％、内石油輸入は同47億9000万米ドルから77億米ドルに60.81％、非石油輸入は同89億6000万米ドルから147億9000万米ドルに65％、それぞれ増加した。この結果1月の貿易赤字は前年同月の28億5000万米ドルから93億6000万米ドルに拡大した。
年初10ヶ月の累積輸出額は前年同期の1021億1000万米ドルから1241億9000万米ドルに21.62％増加した。年初10ヶ月の輸入は前年同期の1478億1000万米ドルから1916億米ドルに29.63％、内石油輸入は同489億米ドルから570億米ドルに16.49％、非石油輸入は同988億6000万米ドルから1345億8000万米ドルに36.13％、それぞれ増加した。この結果、年初10ヶ月の貿易赤字は前年同期の457億米ドルから674億1000万米ドルに拡大した。