【ニューデリー】インド政府は3月5日、鉄鋼メーカーに頻繁な値上げを控え、値上げを決める際は価格監視委員会(Price Monitoring Committee)の意見に配慮するよう求めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが3月6日報じたところによると、Ram Vilas Paswan鉄鋼相兼化学・肥料相はインド商業会議所(Indian Chambers of Commerce)がこの日主催した鉄鋼及び鉱業問題に関する会議の席上、以上の呼びかけを行ったが、鉄鋼業界は皮肉にもこの日今年に入って以来3度目値上げを実行した。同業界は1ヶ月前に政府の呼びかけに応じ値上げの一部返上を決めたばかりだった。
鉄鋼相はまた鉄鋼価格を、鉄鉱石とコークスの国際市場価格に連動させるよう提言、鉄鉱石の輸出に関しては、鉄鋼省は国内需要を満たした上で、余剰を輸出するよう提案していると述べた。同省は、鉄鋼プロジェクトの実行を確保するため持続的努力を払っており、同目的のためにハイレベルな委員会を組織する必要があると言う。