2008-02-29 ArtNo.40663
◆中鋼、ジャールカンド/西ベンガル両州に製鋼施設建設
【コルカタ】中国の鉄鉱石貿易会社、中鋼集団公司(Sinosteel Corporation)はジャールカンド州に同社初の総合的鉄鋼プラントを、西ベンガル州Haldiaに冷間鍛造ロール設備を、それぞれ設ける。
ビジネス・スタンダードが2月26日伝えたところによると、雑誌『Steel Scenario』主催の国際鉄鋼セミナー開幕前日に記者会見したSinosteel India Pvt Ltd(SIPL)のHongSen Wang(王洪森)重役(MD)は以上の計画を明らかにした。それによると中鋼は中国において鉱山、機械設備の設計・納入、鉄鋼プラントの建設を手がけているが、総合的な鉄鋼プラントを設けるのは初めてのこと。ジャールカンド州のSilliもしくはChandilに20億米ドルを投じ、当初年産200万トン、最終的に500万トンの鉄鋼プラントを設ける計画を既に政府に提出した。3000エーカーの用地の選定はMetallurgical & Engineering Consultants(MECON)に委ねた。キャプティブ鉄鉱山の割当も申請しているが、用地さえ確保できれば、キャプティブ鉱山の認可を待たずに直ちに建設に着手する。
西ベンガル州における冷間鍛造ロール設備に関しては既に30エーカーの用地を確保しており、2500万米ドルを投じる計画と言う。
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