2008-02-29 ArtNo.40662
◆公共民間協力通じUS$254億鉄道事業推進:鉄道予算
【ニューデリー】Indian Railways(IR)は向こう5年間に25万クロー(US$635.41億)を投資する計画で、内10万クロー(US$254.16億)の投資には公共民間協力(PPP:public-private partnership)方式が採用される。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが2月27日伝えたところによると、Lalu Prasad鉄道相は26日、鉄道予算案を国会に上程するとともに、以上の見通しを明らかにした。それによると、新年度には前年比21%増、過去最高の3万7500クロー(US$95.31億)が投資される。
2008-09年には約2万5000クロー(US$63.54億)のPPPプロジェクト・コンセションが公開競争入札にかけられる見通しだ。これらのプロジェクトには近代的な車輌(rolling stock)製造施設や複合一貫ロジスティクス・パークの建設の他、デリー/ムンバイのチャトラパディ・シヴァジ・パンタ/アンドラプラデシュ州Secunderabadの近代化が含まれる。鉄道駅舎の改装だけで1万5000クロー(US$38.12億)が投資される。ウッタルプラデシュ州Rae Bareliとケララ州に4000クロー(US$10.17億)を投じてディーゼル機関車/電気機関車/客車の製造施設を設ける公開競争入札を募集する。ケララ州政府は同プロジェクトに1000エーカーの工場用地を拠出する。
この他、ビハール州Chapra県Garkhaにおける貨車改造工場の建設に40クロー(US$1017万)、Lilluah Workshop(西ベンガル州)/Perambur Loco Workshop(タミールナド州)/Ajmer Loco Workshop(ラジャスタン州)の近代化計画に200クロー(US$5083万)、Jamalpur Workshop(ビハール州)の近代化に82クロー(US$2084万)が、ぞれぞれ投じられる。ちなみに過去数年間にマレーシア/フィリピン/ベトナム/スリランカ/バングラデシュ/タンザニア/ミャンマー/アンゴラ/セネガル/マリから客車の注文が寄せられた。
Prasad鉄道相はまた各種カテゴリーの乗客運賃の引き下げを発表した。
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