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2008-02-25 ArtNo.40646
◆アンバニ兄弟のムンバイ港大橋事業争奪戦、弟に軍配
【ムンバイ】Anil Amabni氏に率いられるReliance Energy Ltd(REL)と韓国のHyundai Engineering Construction Company(HECC)から成るコンソーシアムは、Anil氏の兄Mukesh Amabni氏に率いられるコンソーシアムを退け、総コスト6000クロー(US$15.25億)と見積もられる『Mumbai Trans-harbour Link』プロジェクトの請負契約を獲得した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが2月20/21日報じたところによると、ムンバイ港を跨ぎムンバイ市内SewriとメインランドのNhava-Shevaを結ぶ全長22キロ、6車線の橋梁は、中国の杭州湾海上大橋(36キロ)に次ぐ世界第2の海上大橋になる(米国のポンチャートレイン湖コーズウェイは38.41キロ)。
当初、Mukesh Ambani氏が支配権益を握るSea King Infrastructure Coに率いられるコンソーシアムは、REL-HECCコンソーシアムが入札資格審査でふるい落とされ、競争者のLarsen & Toubro-Gammon連合と肥料協同組合Indian Farmers Fertilisers Cooperative (Iffco)チームが共に価格入札を放棄したことから、契約をほぼ手中に収めたかに見えた。しかしREL-HECCコンソーシアムが入札資格を認められないのを不服として裁判を起こし、最高裁が同訴えを認めたことからアンバニ兄弟に率いられる2コンソーシアムの一騎打ちになった。
マハラシュトラ州政府のAnil Deshmukh公共工事部長によると、入札は、請負業者が通行料収入により建設費と利益を回収し、マハラシュトラ州政府に管理権を引き渡す年月を基準に争われ、アニル氏コンソーシアムは9年11ヶ月を、ムケッシュ氏コンソーシアムは75年を提示した。通行料は乗用車120ルピー、大型車250ルピーに設定されており、1日約5万台の車両の通行が見込まれている。通行料は4年ごとに見直される。REL-HECCコンソーシアムは26クロー(US$661万)の入札保証(bid security)に加え、130クロー(US$3304万)の工事履行保証(performance guarantee)も提出する必要がある。今年3月末までに仮契約(Letter of Intent)が結ばれる。
REL-HECCコンソーシアムには、プロジェクトの金融アレンジをとりまとめるため6ヶ月の猶予が認められる。州政府は同プロジェクトのために一銭も支出する必要がない。
Navi Mumbaiには新空港も建設される予定のため、橋梁はMumbaiと本土を結ぶ極めて重要なリンクを形成することになる。Jawaharlal Nehru Port Trust(JNPT)の拡張も橋梁の交通量を増加させるものと見られる。州政府は『Mumbai Trans-harbour Link』とは別に鉄道用鉄橋の建設も計画しているが、中央政府はまだ同計画を認めていない。
『Mumbai Trans-harbour Link』の建設地にはフラミンゴの生息地も存在するため、REL-HECCコンソーシアムにはサの保護が義務づけられており、Salim Ali Institute of Ornithologyがこの方面の監視を引き受けると言う。
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