2008-02-25 ArtNo.40642
◆エアコン・メーカー、新キャパシティー製品にシフト
【ムンバイ】住宅用需要の変化とエネルギー効率に対する関心の高まりを背景に、耐久消費財メーカーは、新たなキャパシティーのエアコンを続々市場に投入している。
ビジネス・スタンダードが2月24日伝えたところによると、依然として1.5トン・カテゴリーがボリューム販売を牽引する見通しだが、1トン以下のカテゴリーのエアコン需要の急増が見込まれる。
国内第2位のエアコン・メーカー、Samsung Electronicsは、0.8トン、1.1トン、1.6トンを含む新たなキャパシティーの製品を投入している。VoltasとGodrej Appliancesはより小型なキャパシティー・セグメントにおけるプレゼンス強化を図っている。マーケット・リーダーのL G Electronicsは1.5トンのArt Coolシリーズの製品を発売した。
業界観測筋によると、住宅スタイルの変化は、成長の重要な原動力の1つで、インド・エアコン市場にも影響を及ぼしている。
L G Electronicsのエアコン・ビジネス主任Rajeev Jain氏によると、新規住宅プロジェクト、取り分け西部と南部におけるプロジェクトの変化に伴い小型エアコンの人気が高まっている。1室の平均サイズは250平方フィートから約110平方フィートに縮小した。
VoltasのPradeep Bakshi副社長(セールス&マーケッティング)によると、ムンバイなどでは住宅の主流がフラット式にシフトしており、フラット式に大きな部屋はない。100~110平方フィートの部屋なら0.75トン・モデルで十分だが、少なからぬ顧客が応接室(drawing room)の冷房に目を向けており、これには多少大型のエアコンが必要と言う。
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