2008-02-25 ArtNo.40638
◆JSW Steel、ガルバリウム鋼製造能力を4倍に拡張
【ムンバイ】JSW Steel Ltd(JSL)は今年10月までにガルバリウム鋼の年産能力を現在の15万トンから60万トンに拡大する。
ビジネス・スタンダードが2月20日伝えたところによると、JSLのJayant Acharya上級副社長(セールス&マーケッティング)は、ディーラー会議の席上、以上の計画を明らかにした。それによるとJSLは同拡張計画に80クロー(US$2033万)を投じる。現在JSLは6本の亜鉛メッキ製造ラインを擁し、内1本はガルバリウム鋼(galvalume)を、他の5本は亜鉛メッキ鋼(zinc-coated galvanised steel)製品を製造している。拡張計画の下、現在亜鉛メッキ鋼を製造している5本のラインの内、2本をガルバリウム鋼製造ラインにアップグレードする。ガルバリウム鋼の製造コストは亜鉛メッキ鋼を2.5%上回るが、利ざやはそれを上回る4%アップする。
ガルバリウム鋼の世界需要は800万トンで、米国市場だけで200万トンに達する。世界的にガルバリウム製品の55%は建設部門により消費され、残りは自動車産業と農業部門により消費されている。インドは現在主にオーストラリアと台湾から年間10万トンのガルバリウム鋼を輸入している。オーストラリアのBluescope Steel社がインド向けガルバリウム鋼の主要サプライヤーを務めている。
JSLはカラー・コーティングの設備能力も現在の年産10万トンから10月までに20万トンに拡張すると言う。
|