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2008-02-22 ArtNo.40632
◆鉄鋼価格、4月以降に急騰
【コルカタ】鉄鉱石の国際価格が65%引き上げられるのに伴い、インド国内の鉄鋼価格も4月以降急騰するものと予想される。
ビジネス・スタンダードが2月19日伝えたところによると、インド鉄鋼メーカーのうち自前の鉄鉱山を保持しないものは、必要な鉄鉱石の大部分をNational Mineral Development Corporation(NMDC)とKudremukh Iron Ore Company (KIOCL)から調達しているが、NMDCとKIOCLは4月1日より国際価格に準じて鉄鉱石価格を上方修正するものと見られる。
ブラジルの鉄鉱山会社Companhia Vale do Rio Doce (CVRD)は鉄鉱石の販売価格を65%引き上げることで日本の鉄鋼メーカーと合意した。中国鉄鋼メーカーもこれを受け入れるものと予想されている。
インド鉄鋼メーカーの中ではSteel Authority of India (SAIL)/Tata Steel/JSW Steel/Jindal Steel & Power(JSPL)のみが鉄鉱石需要の少なくとも一部を自前の鉄鉱山で賄っている。
業界筋によれば、1トンのスチール製造には1.6~1.8トンの鉄鉱石を必要とするため、鉄鉱石が値上がりすれば、同比率で鉄鋼価格に影響を及ぼす。
JSPLのSushil Maroo取締役によると、新鉄鉱石価格が4月に発効すれば、スチール価格も上昇する。その実、粉鉱石(fine ore)と塊鉱(Lump)のスポット価格は値上がりを見越して過去1年上昇基調を辿って来たと言う。
2007年3月~2008年2月の間にKIOCLのpellet長期売り渡し価格はトン当たり7623ルピーに89.23%、NMDCの塊鉱価格は31888ルピーに32.3%、粉鉱石価格は1783ルピーに60%、それぞれ値上がりした。
鉄鋼業界筋によると、鉄鋼の製造コストは原料と運賃等の値上がりで、過去1年間にトン当たり6000~7000ルピー上昇した。
インド鉄鋼業界は今年1月にトン当たり600~900ルピー、2月にさらに同2500ルピーほど値上げ、その後鋼板価格については500ルピーほど下方修正した。この結果、熱間圧延コイルのトン当たり価格は3万1000ルピーになったが、輸入品の陸揚げ価格は3万3500ルピーとなっている。
消息筋によると、インド鉄鋼業界は鉄鉱石の新国際価格が発効する前の来月にも鉄鋼製品を再度値上げする可能性がある。鉄鋼メーカーは世界的に既に値上げを発表しており、鉄鋼需要はそれにも関わらず堅調を保っている。この点からも市場には鉄鉱石の値上がりを許容するゆとりがなお存在すると言う。
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