2008-02-15 ArtNo.40608
◆国営鉱山会社NMDC、鉄鉱石の50%値上がり予想
【ムンバイ】インド最大の鉄鉱石生産会社National Mineral Development Corporation Ltd(NMDC)は今年4月までに鉄鉱石価格が40~50%上昇するものと見ている。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが2月12/13日報じたところによると、NMDCのVK Jain取締役(生産担当)は鉄鋼問題に関するセミナーの会場で以上の見通しを語った。それによると、値上がりは国際市場の動向に連動したもので、NMDCもその時には価格に見直しを加える。国際鉄鋼市場の動向は主にオーストラリアとブラジル、そして日本の鉄鉱石ポジションにより左右される。NMDCは今年末までに鉄鉱石の生産量を前年比10%増しの3000万トンに引き上げる。
6000クロー(US$15.25億)の現金準備を有するNMDCは、西アフリカとカナダでは鉄鉱山、オーストラリアでは炭坑の買収を図っている。エコノミック・タイムズの13日の報道によると、このほどカナダで募集された鉄鉱山の鉱業権入札にNMDCも入札意向書を提出した。
Bailadila Deposit-14/11C/Bailadila Deposit-5,10/11A/Donimalai Iron Ore Mine3鉱山(何れも商業鉱山)において年間2074万トンの鉄鉱石を生産しているNMDCは、鉄鉱石の他、銅/燐灰岩/石灰岩/苦灰石/石膏/ベントナイト/マグネサイト/ダイヤモンド/錫/タングステン/黒鉛/ビーチサンドを含む様々な鉱物の探査開発を手がけている。
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