2008-02-15 ArtNo.40604
◆ロシアSistema、インド通信事業にUS$70億投資
【ニューデリー】ロシアの複合企業Sistema JSFCは、向こう2~3年間にインド・テレコム市場に40億~70億米ドルを投じ世界的な通信網を構築する一方、一両年中にShyam Telelinkの持ち分を現在の51%から74%に引き上げる計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが2月14日報じたところによると、SistemaのVladimir Yevtushenkov会長とAlexander Goncharuk社長兼CEOはこのほど以上の抱負を語った。それによると、Shyam Telelinkは1月10日、22サークルにおける移動体通信サービスを手がける仮免許(Letters of Intent)を取得、周波数域の割当を待っている。投資額は政府から割り当てられる周波数域によっても左右される。
SistemaはShyam Telelinkを通じ10億米ドルをインドに投資することをコミットしている。年商500億米ドルのSistemaは8100万人の携帯電話サービス契約者を有し、ロシアでは最大、世界的にも第7位の移動体通信会社に数えられる。
Sistemaはインドの不動産市場に投資することも検討しており、様々なプレヤーとの関係交渉を進めている。既にハリヤナ州Gurgaonの広大な土地を買収、向こう数年内に不動産事業に5億米ドルを投資する。同社はこの他、石油/ガス、情報技術(IT)等、様々な領域に投資する用意がある。
Sistemaは12日、Victor Zubkovロシア首相の立ち会いの下、ニューデリー事務所の開所式を催した。
|